被災地の舞台芸術家を支援する事業

《企画趣旨》

 

今回の大震災によって被災地の舞台芸術家は、イベントがほぼ中止となり、劇場が使えなくて公演を行えない、また日常の仕事を失う等、過酷な状況下にあります。しかし義援金を集めるなどのボランティア活動の他に自分たちが芸術によってできることを集まって日々模索しあい、行動をおこしています。

 

仙台では多くの舞台芸術家が集まり、東日本大震災を機に失われた文化や芸術に関するひと・まち・場の再生と、東北復興に向けた諸活動に、表現や創作を通じて寄与するための復興支援機構として、Art Revival Connection TOHOKU〈ARC>T:通称あるくと〉を立ち上げています。これは、それぞれが支援活動を行いながら支援を受けられるネットワークづくりです。また岩手では三陸沿岸の子供たちに絵本を贈り届ける〈3・11絵本プロジェクトいわて〉活動やチャリティーコンサートも行っています。

 

私ども日本演出者協会では、このような舞台芸術家の活動を支援するための〈支援金募集〉と、〈ともに考え合う場〉を作ることを目的としたチャリティーイベントを連続して行うことを決定いたしました。幸い東京の民間劇場の笹塚ファクトリーより劇場提供のご提案があり、まず6月、7月、8月と連続して行うこととなりました。

 

第1回目の6月2日(木)から6月5日(日)には、東北の演劇人による報告トークイベント(4日、5日)の他に、2日は演出家のペーター・ゲスナー氏の演出による朗読劇「物理学者たち-2幕の喜劇」(デュレンマット作・1962年)、3日は「非戦を選ぶ演劇人の会」の朗読、4日、5日はトークの他に歌・詩の朗読・ダンス・トーク・大道芸など様々な参加者によるパフォーマンスに行おうと企画しています。(4日、5日に関しては、すでに詩人の和合亮一さん、白石かずこさん、俳優の高田敏江さん、岩崎加根子さん、大原ますみさん、長内美那子さん、神保共子さん、岩本多代さん、白石奈緒美さん、舞香さん、洪明花さん、人形劇団ひとみ座さん、大道芸のチイーキーパークさん、ほかのご賛同を得ています。両日であと20人以上の方のご参加をお待ちしています。それぞれ20分位を持ち時間の基本としています。)

 

このチャリティー企画は、協会などの団体を超えて、多くの方とご一緒に推進して行けることを願っています。皆様のご参加、ご提案、テキストのご提供、ご来場を心よりお願い申し上げます。お問い合わせのご連絡先は、日本演出者協会:03-5909-3074か、事務局の斎藤由夏の携帯電話080-3580-3103でお願いいたします。

 

2011年4月29日

 

日本演出者協会 理事長 和田喜夫

フェニックスプロジェクト企画実行委員長 大西一郎

事務局長 菅野直子

運営委員長  深寅芥

制作:齊藤由夏、上田郁子